このようなお悩みはないですか?
加齢とともに、身体を構成する様々な物質は老化し、それまであった水分やうるおい、弾力などを保つための物質も減少していきます。
とくに表面からことでお悩みの方は、一度当院までご相談ください。
- 顔や首などにできシワ、シミが気になる
- 肌の張りや弾力が無くなってたるんできた
- 肌のきめが粗くなった、日焼けがきになる
- 髪のボリュームが無くなってきた
- ニキビ痕、毛穴などの黒ずみがめだつ
- 更年期障害がつらい
- 関節痛がひどい
- アトピー性皮膚炎が治らない
- 加齢による全体的な機能低下を感じる
- イライラする、集中力がない
幹細胞上清液(エクソソーム)とは
幹細胞培養上清液(かんさいぼうばいようじょうせいえき)は、体内に自然に存在している脂肪、歯髄、臍帯などの幹細胞を医療目的で培養した後の培養液を濾過して幹細胞を取り除き、滅菌処理などをした上澄みです。この上澄み液にはエクソソームという、細胞外小胞とよばれる微小物質が入っており、これは細胞間で情報伝達をおこなっている物質として知られています。
幹細胞培養上清液は、治療目的によって、静脈や皮下への注射、経鼻投与などの方法で投与します。当院では、ヒト臍帯由来幹細胞培養上清液(国内生産のみ)を使用して、点滴療法、点鼻療法を行っております。
特徴・効果
幹細胞培養上清液には、コラーゲン、ヒアルロン酸といった組織の修復や維持に欠かせない物質、サイトカインやエクソソームといった成長因子など、500種類以上もの有用物質が含まれています。これらの物質が生理活性物質として相互に働き、壊れた細胞を修復し、組織を活性化していく働いていきます。そのため新型コロナウイルス感染症の後遺症の治療法としての活用などについても研究報告があるほどです。
点滴療法
点滴による治療では、以下のような効果を望むことができます。
- 抗炎症作用
- ケガや炎症などで損傷した部位の治癒を促進、疼痛を軽減する効果など
- 血管の再生、新生
- 動脈硬化などで血流が途絶えた部位へのバイパス血管新生
- 糖尿病の進行を予防、血流障害による合併症改善
- 生活習慣病の予防、血管再生・新生によって動脈硬化による病変を改善
- 脳梗塞や低酸素脳症などの後遺症に対するリハビリ効果の促進
- 免疫の調整
- 活性酸素の除去
- アレルギー疾患、自己免疫疾患、クローン病・潰瘍性大腸炎、慢性関節リウマチ等の症状の軽減
- 神経細胞の修復、再生
- 認知症の進行を予防、脳機能の活性化
- 交通事故等の外傷でうけた脊髄障害からくる神経障害の改善
- パーキンソン病、末梢神経障害、多発性硬化症などの症状軽減
- 骨組織の再生
- 骨粗しょう症、歯髄炎・歯肉炎、フレイル等の予防
など
点鼻療法の場合
点鼻療法では以下のような効果が期待できます。
- 神経細胞の修復と再生
- 脳梗塞、低酸素脳症などのリハビリ効果の促進
- 認知症の進行予防、脳機能の活性化
- 新型コロナウイルス感染後の嗅覚障害緩和・修復
当院で使用している幹細胞上清液製剤について
未承認医薬品であることの明示、入手経路などの明示
幹細胞培養上清液は我が国ではまだ医薬品として承認されていません。ただし、我が国では医師の責任のもとで未承認薬と明示した上で、使用することは可能で、当院でも医師が必要と診断した場合、本剤の提供が可能です。
当院で使用している幹細胞培養上清液は東京に本社をもつBBT株式会社による製剤です。
国内の承認医薬品等の有無の明示
幹細胞培養上清液の治療と同等の性能がある、本製品の他の国内承認医療機器・医薬品は現在のところ存在しません。
諸外国における安全性等に係る情報の明示
米国、欧州等、本治療の普及が進んでいる諸外国においては、本治療による重大なリスクの可能性についての情報はありません。
施術の流れ
1カウンセリング
まずは、お悩みの症状などについて医師がお話をうかがい、本治療が適応できるか確認します。 医薬品の国内取り寄せが必要なため、カウンセリング当日の治療はできません。3日以上の間をあけて治療日を予約していただきます。 なお、本治療を行うと献血ができなくなりますので、同意書をいただいております。
2契約
注意事項など説明いたしますので、ご確認後、同意書に記入していただきます。治療の見積書をお渡しした後、お会見となります。
3施術
処置室に入り、点滴をうけていただきます。点滴は30分程度を要します。
4会計・予約・終了
治療完了後の待機時間は必要ありません。次回のご予約をとっていただき、お会計後ご帰宅となります。
禁忌事項
以下に該当する方は、本治療を受けていただくことができません。
- 以前、本治療を受けてアレルギーがあった方
- 妊娠中、授乳中の方
- 悪性腫瘍治療中の方
なお、当日体調不良の徴候がみられた場合は、医師の判断により治療を中止することもあります。
注意事項
本治療を受けた方は、その後献血ができなくなります。
副作用
重大な副作用については、現在まで方向がありません。その他で起こりえる副作用としては以下のようなものが報告されています。
- 点滴による血管痛
- 低血糖症状(めまいや冷や汗など)
これらの他に、アレルギー反応や耳鳴りなどがおこる可能性がわずかながらございます。ただし、それらは一過性のものです。症状があらわれた場合適宜対応いたします。
Q&A
幹細胞治療と幹細胞培養上清液療法は異なる治療でしょうか?
はい、幹細胞治療は患者様ご自身の幹細胞を使用する治療ですが、幹細胞培養上清液治療はヒト幹細胞を培養した培養液を利用し、濾過、滅菌などの過程をへた上でその上澄みを利用するもので、異なる治療法です。
臍帯由来幹細胞上清液を利用するのはどうしてでしょうか?
臍帯由来幹細胞には、細胞の再生、組織・細胞間の調整などに関して、他の幹細胞と比べて格段に高い能力をもっています。そのため培養上清液にも同等の生理活性物質相乗作用が期待できるため、当院では臍帯由来幹細胞培養上清液を使用しております。
どのぐらいで効果を実感できますか?
点滴療法では、一度の点滴で翌日から肌の張りの改善、倦怠感の改善などの効果を認める方が多くなっています。継続治療によって月単位で各種疾患の改善が認められます。 一方点鼻療法では、治療当日眼精疲労の改善、寝付きの良さなどを感じる方が多くなっています。また月単位の治療で、嗅覚の改善、集中力や物忘れの改善などが認められます。
新型コロナ感染症の後遺症に効果があると聞きましたが?
抗炎症作用、細胞再生・修復作用、免疫調節作用などの点から新型コロナ感染症の後遺症の治療への点鼻療法の応用事例の報告が増加してきています。嗅覚障害改善などの事例もあります。
治療間隔はどのぐらいでしょうか?
点滴療法の場合は、患者様それぞれの状態によって異なります。現在の臨床実績では週に1回、月に1回などの例が報告されています。 点鼻治療の場合は週に1回の治療を継続して、症状が改善した時点で終了です。
1回の治療時間はどれぐらいでしょう?
15~30分程度です。
副作用はありますか?
欧米諸国の治療実績をみても、重篤な副作用の報告はありません。軽微なその他の副作用としては、血管痛、低血糖による冷や汗やふるえ、アレルギー症状などが報告されていますが、これらは皆一時的な症状です。副作用があらわれた場合、適宜対応させていただいております。
幹細胞上清液療法を行うとなぜ検血ができなくなるのですか?
幹細胞培養上清液は、ヒトの幹細胞を培養した上澄み液です。滅菌処理や製品出荷前のウイルス検査なども行っていますが、現在の検査方法で発見できない未知のウイルス感染の可能性が否定できないとして、日本赤十字社ではヒト由来製品を使用した方の献血は受け付けておりません。
エイズなど感染症の心配はないですか?
過去の血清製品などで、肝炎、エイズなどの感染があったことから、近年では衛生管理が進み、肝炎やエイズなどに感染していない健康なヒトの胎盤のみを原料としています。もちろんそれらのウイルス検査も行った上での製品化です。当院で使用する製品は国内で製造されたこれらの検査に合格したヒト胎盤を利用したもので、感染リスクは非常に低いといえます。また製造会社による感染報告も1例もありません。