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糖尿病治療中の方が受けるべき!定期検査とは?

その他糖尿病関連  / 院長の独り言

 

年間10000件もの外来を行っている、現役糖尿病内科医の薗田です。

本日は、糖尿病の患者さんへ向けて合併症予防の観点から併せて受けてほしい定期検査を紹介します。

糖尿病は自覚症状が殆どありませんが、合併症が多く、定期的に様々な項目を確認しておくことが非常に重要になります。

ぜひこの記事を参考に、受診を心がけていきましょう!

 

 

糖尿病の基本的な検査内容

 

血液検査

血糖値

患者さんの指先から採血します。基本的に毎日、食前・食後を中心に血糖値を測り、血糖値のコントロール状態を確認します。

 

最近ではリアルタイムで血糖値を確認できる「フリースタイルリブレ」というものも出ています。

 

当院でも購入が可能です。気になる方は受診の際にお声がけくださいね!

 

 

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HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

過去1~2か月間の血糖値の状態を確認します。

直前の食事での影響を受けないので、診療の際に重要視されます。

4.6~6.2%が基準値となり、合併症予防では7%以下を目指します。

当院では受診の際、1か月に1回検査が可能です。

その場ですぐに結果が出るので、結果を踏まえた上で診察が可能です!

 

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尿検査

尿検査では糖尿病の疑いがあるかどうか、尿糖の有無を確認します。

尿糖が陽性になる場合、血糖値が160~180㎎/dlを超えている可能性があります。

 

 

 

インスリンの状態を調べる検査

 

血糖値を下げるホルモン『インスリン』が十分に作られているか、働いているかを検査します。

 

血中インスリン検査

血液中のインスリン濃度を測定します。

この数値が高い場合、血糖値をコントロールするために過剰のインスリンを分泌していることが分かります。

また、1型糖尿病や進行した2型糖尿病では、インスリンの分泌能力が低下しているため、インスリン濃度が低くなることもあります。

 

一般的な基準値(空腹時)は、2.6~24.9μU/mLです。

 

 

C-ペプチド検査

C-ペプチドとは、インスリンが作られるときに切り離される物質です。

インスリンと同じ量が分泌されるため、インスリン分泌量を正確に反映する指標となります。

 

血中C-ペプチド

血液中のCーペプチド濃度を測定します。

短期的なインスリン分泌の評価に適しており、空腹時や経口糖負荷試験(OGTT)の後に測定することが一般的です。

 

1型糖尿病と2型糖尿病の鑑別にも使用されます。

 

尿中C-ペプチド

尿中に排泄されるC-ペプチドを測定します。

長期的なインスリン分泌の評価に適しています。

24時間尿検査が行われることが多く、体内の総インスリン分泌を長期間にわたって反映します。

 

 

 

合併症予防のための検査

糖尿病の三大合併症をご存知でしょうか?

●神経障害 ●網膜症 ●腎症 (し・め・じ と覚えましょう!)

高血糖状態が続くと特に細い血管から障害を受けやすくなります。

 

糖尿病網膜症、白内障、緑内障の検査

高血糖状態が続くことで、網膜細小血管が障害され、出血が起こると網膜剥離を引き起こします。糖尿病の方は網膜症以外でも、白内障・緑内障が起こりやすくなります。

糖尿病の内科と併せて眼科への受診が重要です。

当院では眼科とも連携を図り、治療を進めております。

 

糖尿病腎症の検査

糖尿病になると、腎臓でろ過の役割を行う糸球体の血管も詰まりやすくなります。ろ過機能に障害が起こると、塩分やたんぱく質、カリウムの食事制限などが必要になります。

症状が悪化すると、最悪の場合人工透析が必要になり、患者さんの時間・金銭・体力的な負担が大きくなるため、定期的に腎機能を確認し、経過をみていくことが大切です。

尿検査、血液検査からアセスメントを行います。

 

糖尿病神経障害の検査

糖尿病の三大合併症の中で最も早期に出現し、頻度が高いと言われています。しかし、軽視されることも多いです。

高血糖状態が続くことで、自律神経や感覚に障害が起こります。

足の傷ややけどの痛みに鈍感になることから、壊疽になって初めて気が付くケースも…。

・腱反射テスト

・振動覚検査

・知覚検査

・心拍変動検査(心電図)

などを行い、アセスメントしていきます。

 

 

動脈硬化・血管の検査

高血糖状態が続くと、血管にも負担がかかるため、動脈硬化が促進されます。

虚血性心疾患や脳血管障害のリスクは、健常者に比べて2~4倍ほどにもなるため、こちらも併せて検査することが大切です。

 

当院では血管年齢を即日調べることが可能です!(ABI検査)

 

 

また、動脈硬化の進み具合を確認するために、超音波検査なども行っています。↓

 

 

 

まとめ

糖尿病というと、血糖値の確認が大切になりますが、合併症のリスクを最大限に抑えるために様々な検査が必要になります。

当院では、こういったリスクを最小限にするために初診時に検査数値に応じて必要な検査を必ず受けていただきます。

血糖値コントロールで大切なHbA1cの結果がすぐに分かるのも当院の特徴です。

少しでも不安のある方は、下記よりお気軽にお問合せくださいね!

 

 

 

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