医師が絶対食べない!避けてほしいお菓子4選!
年間10000件もの外来を行っている、現役糖尿病内科医の薗田です。
血液検査の数値を下げていくために、私が患者さんにお願いするのは「質の悪い糖分と油を控えてください」ということです。
そこで今回は、
・糖尿病・脂質異常症のある患者さんに絶対控えてほしいお菓子4選
・オススメのお菓子3つ
この2つを紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください!
第4位「ドーナッツ」
ドーナッツ、美味しいですよね~。最近はコンビニでも取り扱う店舗が増えています。
軽く2,3個食べられちゃいますが、実はドーナッツには血糖値にも脂質異常症にも良くない成分が多く入っています。
良くない理由を5つ紹介します!
終末糖化産物(AGEs)が多い
終末糖化産物は高温調理によって必ず生成されてしまいます。
その中でも、焼いて揚げるものは終末糖化産物が大量に作られます。
ドーナッツに限らず、揚げ物の摂りすぎには注意したいですね。
終末糖化産物(AGEs)とは?
動脈硬化・血糖値上昇・老化現象を引き起こすもの
↓詳しく知りたい方はこちらの動画をご覧ください↓
ブドウ糖・果糖が大量に入っている
ドーナッツの周りにコーティングされている砂糖は、血糖スパイクの原因になります。
先程の終末糖化産物は体の内側で作られますが、外からの摂取も加わることになるので最悪の組み合わせと言えます。
食べ過ぎてしまう
油で揚げているため、カロリーが凝縮されていますが、口当たりが軽く柔らかいものも多いため2,3個は軽く食べられてしまう方も多いのではないでしょうか?
早食いしやすいものとも言えるため、注意が必要です!
種類が豊富
嬉しいこと(笑)に、ドーナッツは種類が豊富で新作などが出ると食べたくなりますよね。
頻度が上がってしまうと、血液検査の数値にも影響するので気を付けましょう。
グルテンを含む
グルテンは腸にへばりつき、腸内環境を悪化させると言われています。
ドーナッツは「小麦」「砂糖」「油」が含まれており、悪玉菌を増やすものが材料になっているのです。
腸内の炎症は、ご存じの通り血糖値コントロールを悪化させます。
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第3位「ポテトチップス」
じゃがいも(糖質)を油で揚げて、さらに食塩も多いので控えたいお菓子です。サワークリームオニオン味は最高においしいですよね!(笑)
良くない理由を3つ紹介していきます。
塩分が多い
塩分は間違いなく、摂ればとるほど血圧を上げてしまいます。
血圧が上がると動脈硬化の原因になります。
ポテトチップス1袋に塩分は2~3g含まれているため、高血圧のある方は1日の塩分目標量(6g/日)の半分を摂取することになります。
動脈硬化のリスク因子
①血圧 ②脂質異常症 ③糖尿病 ④タバコ ⑤遺伝
終末糖化産物が多い
ドーナッツと同じ理由になりますが、油で揚げることで終末糖化産物が増えてしまい、動脈硬化や老化現象の原因になります。
みなさんは油にも種類があることをご存じでしょうか?
飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸と主に2種類ありますが、飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを上げてしまうので控えたいところです。
不飽和脂肪酸の多いものでも、油で揚げることで酸化してしまうので注意しましょう。
無心に食べられてしまう
みなさん、ポテトチップス食べるときってついつい無心で食べてしまいませんか?
テレビを見ながら、気づいたら1袋食べてしまった!なんてこともあるのではないでしょうか。
ポテトチップスは1袋あたり、ごはん1~2杯分のカロリーがあります。
買うときはせめて、小さい袋のものを選ぶようにしましょう!
第2位「ケーキ」
ケーキは飽和脂肪酸の多いバターや生クリームを多く使うため悪玉コレステロールを上げる原因になります。
さらに砂糖の含有量も多く、血糖値も上がりやすいです。
もう一つ、見落としがちなポイントを紹介します!
コレステロールの多い卵が多い
健康のために卵を積極的に摂る人も多いのではないでしょうか?
鶏卵は「完全栄養食」とも言われており、たんぱく質のほかにビタミン類も多く含みます。
血糖値コントロールにはとても良い食材ですが、脂質異常症のある方は注意が必要です。
脂質異常症の方コレステロール目標は200㎎/日に対して、卵は1個に含まれるコレステロール量は約200㎎です。
1日1つ食べるだけで、上限を超えてしまうのです。
ケーキの中でもシフォンケーキなどは卵を多く使って作られるため、より注意が必要です。
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第1位「菓子パン」
コンビニで手軽に買える菓子パンですが、食事の代わりに摂り入れる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
菓子パンが良くない理由を紹介していきます。
終末糖化産物が大量に入っている
ドーナッツやポテトチップスと同じく、油で揚げているものが多いです。動脈硬化や老化現象の原因になります。
たんぱく質がほとんどない
選ぶパンにもよりますが、たんぱく質源をほとんど含まないため、1食を菓子パンのみで済ませてしまうと血糖値乱高下の原因になります。
ショートニング・マーガリンが使われている
ショートニングやマーガリンはトランス脂肪酸と言われ、悪玉コレステロールを上げ、動脈硬化の原因となる脂質が含まれます。
トランス脂肪酸は食品から摂る必要がないと言われるほど身体に悪いものです。
天然のトランス脂肪酸もありますが、ショートニングやマーガリンは加工によって作られているものなので避けていきたい食品です。
血糖値・コレステロール・動脈硬化の対策をしながら食べられるお菓子!
①羊羹
身体に良い小豆に砂糖が入っているものです。
血糖値の高い人、よりは脂質異常症のある方にお勧めです。
羊羹には砂糖は入っているものの、質の悪い油は入っておりません。
また、小豆には血糖値・コレステロールの改善効果が期待できます。
②さくさく寒天
これは患者さんに頂いて知ったものですが、質の良いナッツの脂と食物繊維も豊富に入っています。
ポテトチップスよりも食塩の量が少ない点も良いですね!
血圧があまり高くなく、しょっぱい系のお菓子が好きな人にオススメです!
③おからシフォンケーキ
手作りお菓子になりますが、主成分がおからで出来ているため食物繊維やたんぱく質を豊富に摂ることができます。
詳しいレシピについては、こちらの記事に載っていますので気になる方は見てみてくださいね!
血糖値と腸内環境が改善?!医師が教える「秘密の食べ物」4選!
まとめ
いかがでしょうか。基本的には「食べちゃいけないお菓子」はないと思っています。
どん決められたカロリーとバランスの中で楽しんでいく工夫をしていけると良いですね!
本日の内容はこちらのYouTubeでもお話しています!
併せて見てみてくださいね!
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