トマトジュースで健康に!効果を高める摂り方を糖尿病専門医が紹介!
年間10000件もの外来を行っている、現役糖尿病内科医の薗田です。
健康のためにトマトジュースを取り入れている方も多いですよね。
トマトジュースの健康効果はとても高く、通常のトマトを食べるよりも、リコピンやGABAという健康成分を効率よくとることができます。
今回は、トマトジュースに組み合わせることで、より健康効果を高めることができる食品を紹介していきます!ぜひ最後までご覧ください。
これはNG!トマトジュースの摂り方
毎食トマトジュースを飲んでいる
トマトジュースは身体によいものですが、カロリーは200mlで30~40kcalほど。
毎食摂ると、余分なカロリーを摂取することになってしまいます。
食前30分にトマトジュースを飲むことによって、食後の血糖値の急上昇を防ぐことができますが、過剰摂取により逆効果になることもあります!
1日1回200mlを目安にとるようにしましょう。
特に朝の食前30分前が一番オススメです!
ある臨床研究によると、朝・昼・夕の中で一番リコピンの血中濃度が高く、吸収率が良かったのが朝でした。より健康的に過ごしたい方は朝の食前にとってみましょう!
無添加でないトマトジュースを飲んでいる
トマトジュースの中には、おいしさを引き出すために食塩や果糖ブドウ糖液が添加されているものがあります。
これでは逆効果になってしまうので、成分表を確認し、無添加のものを選ぶようにしましょう。
記事の後半で、オススメのトマトジュースを紹介していますのでぜひご覧ください!
①トマトジュース+リンゴ酢
血糖値や中性脂肪、コレステロールを下げる効果がより期待される組み合わせです。
そしてリンゴ酢とトマトジュースは味の相性もとても良いです。
リンゴ酢のペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維が腸内環境の改善に働きますので、トマトのリコピンと合わせて健康効果増大が期待できます。
②トマトジュース+リンゴ酢+炭酸水
さきほどのリンゴ酢と合わせて、炭酸水を混ぜるととても美味しいドリンクが出来上がります。
【オススメの配合】
トマトジュース:炭酸水=1:1
リンゴ酢大さじ1
トマトジュース200mlに炭酸水200ml、合わせて400mlの水分を食前に摂ることで減量効果も期待できます。
さらに、ここにもう一つ追加してほしいものがありますので紹介します!
③トマトジュース+リンゴ酢+炭酸水+レモン果汁
トマトジュース、リンゴ酢、炭酸水に加えて抗酸化作用のあるレモン果汁を入れるとさわやかな飲み心地になります。
どうせなら、おいしいものを飲んで食べて、楽しい生活を送っていただきたいと思っています。
この4つを組み合わせると、とても美味しい飲み物になります!
トマトジュースに苦手意識がある人も是非試してみてくださいね!
④トマトジュース+オリゴ糖
オリゴ糖とは、ブドウ糖が8~9個ほどくっついてできた糖分のことです。
普通の砂糖に比べて血糖値の上がりが緩やかであり、食物繊維を含むため腸内環境改善にも効果があります。
ただし、市販のオリゴ糖にはトラップがあり、ぶどう糖果糖液糖を含むものが多いです。
これはジュースなどにも使われていて血糖値を上げやすいためオススメできません。
今回オススメしたいのは、オリゴ糖を含む食材とトマトジュースを使って料理をすること!
オススメはミネストローネです。
オリゴ糖の多い食材の代表が「たまねぎ」と「にんにく」です。
ミネストローネを作るときにトマトジュースとこちらの食材をたくさん入れてみてください!
食物繊維をたくさん摂れるため腸内環境、血糖値の改善、ダイエット効果も期待できます。
ミネストローネといえば、ウインナーやベーコンなどの加工品が入ります。
より健康的な一品にするために、加工品の代わりに鶏肉を使用してみましょう。
また、オリーブオイルは加熱することで油の質が変わってしまうため、最後に少量垂らすのがオススメです。
⑤トマトジュース+イヌリン
トマトジュースにプラスするオススメの食材5つ目は「イヌリン」です。
イヌリンとは菊芋やニンニクなどに含まれる水溶性食物繊維の一種で、粉末状でも売られています。
日本人は食物繊維摂取目標量に対して5gほど足りていません。この分をイヌリンを利用してトマトジュースに溶かして摂ることで、効率よく食物繊維を摂取することができます。
イヌリンは5gほど入れると少し甘味がつくのでトマトジュースのまま飲むよりも飲みやすくなります。
※イヌリンの注意点
人によってはお腹の張り(腹部膨満感)や下痢症状が出ることもあります。
ひどい場合は使用を控えましょう。
⑥トマトジュース+イヌリン+ギリシャヨーグルト
普通のヨーグルトは糖質・脂質も含むためカロリーが意外と高いことが多いです。
その中でオススメなのが「ギリシャヨーグルト」です。
ギリシャヨーグルトはたんぱく質が多く、脂質はほとんど入っていません。
ヨーグルトなので乳酸菌を含んでいるため、この乳酸菌とイヌリン、トマトジュースの組み合わせがいろいろな効果を発揮します!
ヨーグルトの乳酸菌、イヌリンの食物繊維によって腸内環境が改善され、さらにトマトの抗酸化作用が加わることで肌や血管がどんどん若返ります。
⑦トマトジュース+整腸剤
整腸剤とは、ビフィズス菌や乳酸菌・酪酸菌・糖化菌などの腸に由来する菌を成分としているもので、腸内環境改善に繋がります。
市販のものでもいろいろな整腸剤が売られていますが、どれを選ぶかは、合うか合わないかで判断していただいて大丈夫です。
摂ることでお通じが良くなったり、お腹の張りが改善するものを摂るようにしてみましょう。
院長オススメのトマトジュース!
最後に、オススメのトマトジュースを紹介したいと思います。
冒頭でも説明した通り、大切なのは「無添加」であること。そして、トマト100%のものを選びましょう!
オススメ①伊藤園 理想のトマト
こちらの商品は私の患者さんでも飲んでいる方が結構多いです。
トマト100%、食塩無添加である点が良いですね!
オススメ②カゴメ 濃厚リコピン
こちらの商品はリコピンの量が通常のものよりかなり多く入っています。
通常のトマトジュース1本でリコピンは25㎎程度含まれますが、濃厚リコピンには30~60㎎含まれます。
最低でも25㎎以上含むものを選ぶとよいですね!
オススメ③カゴメ 無塩・無添加トマトジュース
無塩・無添加なのでオススメで、いろいろなコンビニでも取り扱いが多いので手に入れやすいです。
無塩・無添加にこだわっておりますが、そうでないトマトジュースはどのくらい変化があるのか気になりますよね??
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