糖尿病でも食べてOK!?チョコレートと血糖値の関係
こんにちは!管理栄養士の木村です。
「糖尿病と言われてしまったけれど、どうしても甘いものが食べたい!」
「このまま食べ続けたら、将来糖尿病になってしまうのではないか?」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
この記事を読むと「1日どのくらい、どのタイミングで甘いものを摂ればいいのか」「甘いものを無理に我慢しなくてもいいんだ!」ということが分かり、ストレスなく甘いものと付き合えるようになりますので、是非最後まで読んでみてくださいね!
糖尿病の人がチョコレートを控えたほうがいい理由
チョコレートは糖質が多い上に、脂質も多く含んでいます。
体重増加を招きやすく、糖尿病を悪化させる原因になるため、食べるものの種類と量を気を付ける必要があります。
市販のミルクチョコレートの場合、糖質10g程度を目安とし、板チョコで4かけ分くらいに抑えるようにしましょう。
糖尿病の方にオススメのハイカカオチョコレート!
ハイカカオチョコレートは「カカオ72%」「カカオ86%」「カカオ95%」など色々な商品が出ていますよね。
選ぶときは、カカオ由来の成分が70%以上のものを選びましょう。
注意点として、ハイカカオチョコは通常のチョコと比べて脂質が高く、カロリーも少し高いという点です。
また、ビターチョコはハイカカオとは別のものになります。
食物繊維やポリフェノールの量は圧倒的にハイカカオチョコの方が高いので、購入する際は気を付けましょう。
ポリフェノールは抗酸化作用があり、
動脈硬化予防・生活習慣病予防効果があります!
色々なチョコレートの栄養成分を一覧にまとめてみました!
糖質オフのものやオリゴ糖入りのものなど、糖尿病の方にオススメの甘いチョコもまとめてみたので、見比べてみてくださいね。
ハイカカオチョコなどの血糖値が上がりにくいものであっても、食べすぎてしまうと、普通のチョコと同様に体重増加の原因になりますので多くて1日5枚程度を目安に摂ることをオススメします。
甘いチョコを食べたいときの選び方!
通常の甘いチョコを選ぶ時のポイントとして
・糖質オフの商品を選ぶ
・オリゴ糖が入っているものを選ぶ
・難消化性デキストリンが入っているものを選ぶ
ここに着目して選んでみましょう!
これらの商品は、通常のチョコレートよりも血糖値が上がりにくい成分が含まれています。
目安量として、1日に糖質10g、カロリー200kcal以下に抑えられるよう調節するようにしましょう。
※糖質と糖類の違いについては下記の記事をご覧ください⇩
食べるタイミングはいつが良い?
ハイカカオチョコの効果を発揮するためには、1日3食食べていることが前提となります。
上の図から分かるように、絶食時間が長いほど次の食事で血糖値が上がりやすくなってしまうのです。
血糖値が急上昇すると、血糖値を下げるホルモン(インスリン)が大量に分泌されます。これはハイカカオチョコだけではカバーしきれません。1日3食+ハイカカオチョコを取り入れることで効果的に血糖値の乱高下を抑えることができます。
食前に取り入れる
ハイカカオチョコは食物繊維と脂質を多く含んでいるので、食前に摂ることで血糖値の急上昇を抑えることができます。
1度に5枚食べるよりも、数回に分けて取り入れたほうが血糖値対策には有効です。
間食として取り入れる
ハイカカオチョコは血糖値が急激に上がる可能性が低いので食事と食事の間に摂ることもオススメです。食間が開きすぎると血糖値が上がりやすくなってしまうので、防ぐために間に取り入れてみましょう。
まとめ
通常のチョコは、口溶けを良くするために生クリームなどの脂質が多く使われています。そのため、摂りすぎるとあっという間に脂質過剰になってしまい、体重増加の原因になります。
甘いものが摂りたいときは、ハイカカオチョコや糖質オフのチョコを活用し、1日に何回かに分けて適量を摂るよう心がけましょう。
前提として摂取カロリーが消費カロリーを上回らないよう調節することが大切になります。
指示エネルギーに収まるよう楽しんでみてください!
甘いものがやめられない方は、下記の記事も併せてお読みください⇩
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